2007/03/06

結局、

先日、東中野にある(いろいろな意味で)有名な自由診療の病院に行ってきたらしい両親ですが、
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2人で診察内容を先生から聞きました。気功と漢方薬で治療するとの事です。
気功は先生の気の入った袋と名刺で毎日治療して、漢方薬は午前と午後
に分けて飲む治療方法です。
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て父からメール。

気の入った袋と名刺。
1ヶ月分の漢方薬と上記セットで、諭吉が9人分くらいだった模様。


ところで、
自由診療というのは、社会保険がおりない医療のこと。
たいていの場合、高額になりがちです。

自由診療に至るまでの道のりとして、
最初は普通の病院に行って、抗がん剤とか手術をさんざん経験したあと、
「もうこれ以上は絶対嫌だ」と思った人が、
「...かといって何もしないのは不安すぎるから、
体に負担の少ない療法(多くは自然食品とか漢方とか気功。たいていは自由診療になる。)
にシフトしよう」ということで、始めるケースが多い。と思う。

どれを信じるかその人が選べる、というある意味無法地帯な状態になっているのは、
結局、ガンに特効薬がない、という事実につきる。
まだまだ謎の多い病気なのだ。

似たような症状の人2人に同じ処置をしても結果はおそらく違ってくるのだろうと思う。
その人の遺伝情報、性格、生活習慣、普段の食生活等、いろいろな要素がくみ合わさって、
いわばガンに個性を与えているのではないかと思う。

ガンを患っている人に言ったら怒るかもしれないけど、
たぶんガンにも、人の個性といっしょで、それぞれ特有の性質があるのではないかと思うのだ。

だからたぶん、人によって「あれは効いた」「これは効かない」の差が
でてくるのではないかと思う。

でも自分のガンにどれが効くかなんて、わかりっこない。
だから、めくらめっぽうにいろんな療法をいっぺんに試す人もいるし、
ひとつだけ、自分が信じるものをひらすらに続けるひともいる。

どれを選ぶか、が自分の生命に直接はねかえってくる選択となってしまうがために、
もうこれは生き様が出てくるとしか言いようがない。
他人が口出しできることではないのだ。

だから、「効くといいね」とだけ、電話で話しました。


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でも結局のところ、自分ががんになってみないとがんの人の気持ちってわからないんだと思う。
きっと私がいつかがんになって、このblogを読み返すとき
(そのときblogってまだあるのかしら...)
「ああ全然わかってねえよあのころのオレ!」って思うだろうけど、
でもこれが今の精一杯だ。

追記:ウチの父親は未だに自由診療=高額医療の対象にならない、
ということを理解してないようなので、
そのうちこそっと耳打ちしておかねば...。

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