2007/05/25

だめだ

こういうことになってから、普段のウチからくらべるとかなり訪問客が多い今日この頃。お昼頃におばちゃんがやってきて、親父と歓談。
あとで何か聞いたら、母親の生命保険の支給手続きでした。
しごく現実的な親父。まあでもこういうヒトがいないと物事はちゃきちゃきすすまないのだろうけど。

13:00に葬儀社へ。初めていったんだけど、地元のはずれにある細っこいプレハブの安普請で、1Fが安置所、2Fが事務所。
ウチの親父、生命保険のおばちゃんにしろ不動産の営業さんにしろ、ある特定のタイプに弱い。みえみえなくらい、ヨイショがうまい人。ほんとはばかにされてるだけなのに、気づかないんだ。
今回の葬儀社の営業さんもそんな感じの人でした。私だったら絶対いっしょに仕事をしないタイプ。人によって、がらっと態度をかえるひと。

この葬儀はいい葬儀にならないだろうなあ。進行打ち合わせ聞いてるだけで吐きそうになるもん。
喪主挨拶とかでとんちんかんなことをいう父親の姿が目に浮かぶ。
さっき上司から電話で、自分の会社の人が思ったよりたくさん手伝いにきてくれることがわかり、とても心強くありがたいのだけど、恥かくだろうなあとも思う。
でももうどうでもいいや。きっと、私の家族が変なのには気づいちゃうとおもうけど、それで私との関係がかわる人たちではないはずだから。

最後だから、気持ちよく見送ってあげたいけど、お金を出すのは彼なので、いくら私が文句をいっても、いつものとおり、結局彼のやりたいように進んでしまうのよ、母さん。ごめんね。なにぶん夫だから。

といいわけをしつつ。

今日この会社にいったのは、投与してた薬の影響だかでおなかの水がたまっていて、体の穴と言う穴からでてきちゃうので、オプション料金でそれを抜くかどうか見てくれ、ということだったらしい。
1Fの安置所に移動して、線香をあげてから、ハハと会見。

安置されてるのは業務用、みたいなシルバーの縦長の冷蔵庫で、たぶん縦に2体入る仕様。ハハは下にいました。せまくて暗くて、冷たいところ。「ジャケット」で主人公がいれられるロッカーみたいなところ。
布にくるまれてて、口から腹水の成分がでちゃって浴衣がよごれてた。
手は、お腹の上にしばられてた。ものすごくかなしかった。
母さん、こんなところでこんな扱いをされちゃってたのね。
ほんとうに、気の利かないというか人の気持ちをくめない夫というか父親で。ほんとに選択まちがってるよ母さん。

だってお腹の水、ぬいてあげたほうがいいにきまってるのに、父さんが悩んでるポイントはお金なんだよ。
おまけに父さんがえらんだ会社は、
腹水あるのわかってるんだから、口からでちゃうのわかってるはずなのに、浴衣が汚れるのを防止する措置もしないような会社だよ。
お通夜や葬式が常識はずれに遅い日程になったのも、親父が親戚とか呼び寄せて盛大にやりたいだけで、母さんがこんなとこにいてかわいそうなんてきっと思いもしないんだ。
胃がいたい。

結局父親の説得に成功し、明日お腹の水をぬきつつユカンに近いことをやってもらうことに。
浴衣も、せっかく買いにいった自分がばかみたいですが、汚れちゃったので、たぶん着替えの洋服をもってく。
抗がん剤を去年いっぱいやっていたせいで髪も短いので、本人が希望してた、かつらと、普段の化粧品も。

それがおわったら納棺しちゃうので、いっしょにいれたいものをもってきてくれと。いうことでした。
今日はそれで終了。

帰りに行きつけのスーパーによって段ボールを大量にゲット。
午後やけになって荷物整理にはげみ、遺品整理がほとんどおわりました。
床の間もあけたし、お棺にいれるものも夜になって、ピックアップ終了。

普段以上に判断能力がなくなっているので、いれるかいれるまいかものすごくうじうじと悩んだけど、勘できめました。
★好きだった本
★メモ魔なので、ふだんつかってるノートとえんぴつ
★自分でつくった服
★好きだったおかし(あめ、ブラックチョコ、あられ、鼓月のせんべい)
★なかまの写真

くつはいれたものか最後まで悩んだけど、燃やすときの化学反応を考えるとあまりよろしくなさそうなので、やめました。

今日のアクションはそんな感じ。
結局、生前はおろか死んだ後でさえ、自分だけでいっぱいいっぱいになっちゃって彼女の助けにはなれない、親不孝な私なのでした。

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