2007/06/18

不意打ち

あれからだいぶ日々も過ぎ去り、会社に復帰したりお礼参りしたり自分の部屋を掃除したりと、雑事をこなしてだましだましやり過ごしてきたわけですが。
相変わらず晩酌率は100%のままだけど、あのころは本とかDVDさえまともに見る体力がなかったことを考えると、時間というのは確実に傷を癒すものなのだなあ、と思う。
ナミダの回数もへった。

この週末、香典返しの相談をしたいとオヤジから呼び出しがあったので、久々の実家。
そして久々の焼香。ナミダはやはり自動生成されたけれど、それはそれとして、淡々とオヤジと打ち合わせ、早々に実家を後にします。

ああ、もうここは私の家ではないなあ、とふと思う。
...ほんとにない人には、甘えたれの台詞にしか聞こえないのだろうけれども。

帰ってだらだら本を読んでたら、きてしまった不意打ちが。
なるたけライトな本を選んでたのに。
読んでたのは「強運の持ち主」瀬尾まいこ。
寝たきりの父親の看病につかれて、主人公の占い師のもとに相談しにやってきた主婦が「父親はあと1週間弱でおわりになる」と言われ、ショックで帰ったものの、「1週間なら」と気を取り直して看病して、5日後に父親は本当に終わりになって、後日また占い師のもとにやってくる。
「疲れてて父親につらくあたっていたが、1週間ときいたおかげでやさしく接してあげられた。聞いてよかった。」
とお礼をいう...というお話。

オレだって聞けるもんなら聞きたかったです。

でも多くの遺族はきっとそうなんだ。
後で後悔するだろうな、と思いながら、そのときはどうしようもなくて本人にあたっちゃって、そしてやっぱり、終わった後で後悔してナミダするのだ。

でもそう考えたって、なぐさめにはならない。


やっぱり本とかDVDはまだ鬼門だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿