2008/04/07

潜水服は蝶の夢を見る / LE SCAPHANDRE ET LE PAPILLON


ELLE編集長の男性が突然脳梗塞で倒れ、3週間して起きたら全身麻痺になっていた。まばたきのできない右目は塞がれ、唯一動く左目のまばたきでコミュニケーションを学ぶ。1回がYES、2回がNO。会話にしたいときは、頻度順に読み上げられるアルファベットをまばたきで1個ずつ選んで伝える。それで彼は本を書いた。
...とあらすじでいうとそんな感じ。
最後は死んじゃうのですが、フランス人ならでは?のユーモアというか、アイロニカルな視点で自分のことをとらえるこの人がすごいと思いました。自分が想像もつかない状況に陥ったときに、自分のなかの人間性こそが生きる源になる、みたいなことを彼の知人が言うのですが確かにその通りだなと。
タイトルロール&エンドロールのあしらいとか、氷山が崩れたり逆回しになるカットとか、最初のほうの主人公の視点からの映像の処理とか(右目を縫うところがイタかった)、工夫を凝らした作りになっていて、面白かったです。音楽もよかった。感覚的なカットが多いので、人によって感じ方は違いそうですが、私がこの映画から受け取れた分についていうと、よい作品だったと思います。
ちなみに、彼は脳梗塞以後の全身麻痺の自分の体の状態を潜水服にたとえていて、そこから抜け出して蝶にようにはばたけることを夢みていたのでした。(自分解釈ですが)

0 件のコメント:

コメントを投稿