2009/02/26

野田地図 第14回公演パイパー


@Bunkamura シアターコクーン。いつもの女子と一緒。
最終週のせいか、宮沢りえちゃんのご懐妊報道のせいか、
立ち見も多い大盛況の日でした。

さて。
今回初めて、お芝居の前に戯曲を読む、ということをしてみました。
そもそもの発端は、「何か、色んなことを見逃してる気がしていて焦る。」
ということにつきます。
敵は生モノであるが故、の悩みですね。

まさに今、いろんなことが一遍に目の前で繰り広げられていて、
それを全部把握して、かつ深く理解したいと思ってしまう。

それにはたぶん、お値段の影響も大きい。
大体でいうと、2時間で1万円が消えちゃう訳ですから。
元をとりたくもなります。

なので、今回はちょっとずるっ子をしてみたわけなのでした。
結果。
得した、というよりかは、違う見方ができたなあと。

カツゼツ悪い俳優さんのセリフも、事前知識があったからわかったし、
戯曲と違うところは、「稽古してるうちに思いついたのかなあ」と思い、
戯曲だけだと当然、衣装とかセットは自分の妄想になるわけですが、
そことのギャップを楽しんだり。

いつも私は(たぶん連れの女子もきっと)セット切り替えの方法とかがすごい気になっていて、
そこに注目するあまり、他を見逃しちゃうことが多いのですが
若干余裕を持ってみれたのかなあ。

結論。
お芝居って、いろんな楽しみ方があるんだなと。
そして、きっとみんな、受け取るものも違う。
当たり前のことを、再確認しました。

印象的だったのは、堀尾さんのセットとひびのこづえさんの衣装。
透明なバッグとか、小物もかわいかったなあ。
パイパーの衣装と振り付けも、(間違った表現かもしれませんが)かわいかった。

意外だったのは、宮沢りえさんの声が想像よりずっとずっと、低かったこと。
わざとだったのか、体調が悪かったのか、もともとそうなのかは謎です。

そして、お芝居全体から放たれる、野田さんの強いメッセージ。
食いつくしたらまた次の星にいけばいい、と笑うパイパー博士の末裔。
今は生きてるふりをしてるだけだと嘆く、ワタナベ。
2009でとまったパイパー値。

完成度の高いお芝居でした。

しかし、ただでさえ、ぼーっとしがちで、妄想癖があって、忘れぽい私。
きっとすぐ、色々忘れちゃいます。
でも大丈夫、そこで受け取ったものはちゃんと私の血となり肉となっているはず。


[story]
赤土と氷河、天空には地球が…。
1000年後の火星で、何が起きていたのか?
火星は人類の憧れであり、希望の星だった。
その初の火星移住者たちのあふれんばかりの夢が、どのように変貌を遂げていくのか。
そして、人々と共に火星に移住した「パイパー」なる生物?機械?
人間?もまた、人類の夢と共に変貌を遂げる。
そして1000年後の火星。
その世界を懸命に生きている姉妹たち。
その妹ダイモスに松たか子、姉フォボスに宮沢りえ、その父親ワタナベを橋爪功が演じる。
遠い未来の遠い火星が、2009年の身近な地球の劇場に出現する。

[cast_staff]
作/演出:野田秀樹

出演:松たか子/宮沢りえ/橋爪功/大倉孝二/北村有起哉/
小松和重/田中哲司/佐藤江梨子/コンドルズ(近藤良平/藤田善宏/
山本光二郎/鎌倉道彦/橋爪利博/オクダサトシ)/野田秀樹

美術:堀尾幸男
照明:小川幾雄
衣装:ひびのこづえ
選曲・効果:高都幸男
振付:近藤良平
ヘアメイク:宮森隆行
舞台監督:瀬崎将孝
プロデューサー:鈴木弘之

4 件のコメント:

  1. ブログ発見。って遅いって。w
    そして見覚えのある画像に驚きました。
    最近ボクは購入していませんが戯曲を読むというのは
    いろんな楽しみ方があっていいですよね。

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  2. うん、野田さんのはたぶん、他のより特に
    戯曲の価値があるのかも、と今回思いました。
    シャベリだと聞き取りにくい科白が多いんですよね。

    uzawaさんは当然もう行っちゃった感じでした?

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  3. ボクは野田芝居しかみないのでw
    もちろん観に行ってきました。

    ひさしく戯曲を読んでないボクがいうのもなんですがw
    近作の野田戯曲は特に読む価値があると思います。

    昔の物は読んでも全く意味がわからないのでw
    舞台で完成した状態を見るしか楽しむすべが無かったように思います。

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  4. おお、先輩な発言!
    私も早く「近作」とか言いたい(w

    言葉遊びっぽい科白が多いですよね。

    その辺は、戯曲のほうがより楽しめるのかもなあ、と
    思った野田一年生なのでした。

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