2009/05/04

グラン・トリノ / GRAN TORINO


正直あまり期待していなかったのですが、これはすごい出色の作品でした。

よくよく考えると単純なストーリーだし、「そんなうまくいくかよ!」と
ツッコミ入れたくなるところも結構ありますが、でもそんなのどうでもいいくらい、
全体として素敵な作品です。オススメ。

お話は、
子供たちも手を焼くくらい、どうしようもない頑固じじいのイーストウッドが
隣家に越してきたアジア系家族と交流するようになり、ちょっとずつ変わっていくさまを描くとともに、交流のきっかけになったギャングとのいさかいも同時進行で悪化していき、クライマックスを迎える、というもの。

アジア系家族との交流を描くところでイーストウッドが演じるコミカルさと、
自分の家族や新米神父との交流や、ギャングとの対決を通じて描かれる、
彼の苦悩や老成された人生観とが見事なまでのコントラストで、
同時に作品のメリハリになっている気がします。

イーストウッドはこの作品が最後の出演作となるようで、
せっかく大滝秀治的な何ともイイ味がでてる時なのに、残念です。

あ、ちなみに「グラン•トリノ」は昔のフォード車の名前のようです。
たぶん、実在するのかな?

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長年一筋で勤め上げたフォードの工場を引退し、妻にも先立たれた孤独な老人ウォルト・コワルスキー。いまや、彼の暮らす住宅街に昔馴染みは一人もおらず、朝鮮戦争帰還兵の彼が嫌ってやまないアジア人をはじめ外国人であふれる通りを目にしては苦虫をかみつぶし、亡き妻に頼まれたと、しつこく懺悔を勧めてくる若造神父にも悪態をついては追い返す日々。自宅をきれいに手入れしながら、愛犬デイジーと72年製フォード車グラン・トリノを心の友に、お迎えが来るのをただじっと待つ退屈な余生を送っていた。そんなある日、彼が大切にする自慢の庭で、隣に住むモン族の気弱な少年タオと不良少年グループがもみ合っているのを目撃したウォルト。彼らを追い払おうとライフルを手にするが、結果的にタオを助けることに。タオの母親と姉がこれに感謝し、以来何かとお節介を焼き始める。最初は迷惑がるものの、次第に父親のいないタオのことを気に掛けるようになるウォルトだったが…。

監督 / 製作:クリント・イーストウッド
出演: クリント・イーストウッド / ビー・ヴァン
アーニー・ハー / クリストファー・カーリー
コリー・ハードリクト / ブライアン・ヘイリー
ブライアン・ホウ / ジェラルディン・ヒューズ
ドリーマ・ウォーカー / ジョン・キャロル・リンチ
スコット・リーヴス / ブルック・チア・タオ

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