2011/05/14

ディア・ドクター



絶対よい作品なのだろうとどこかでわかっていたのだけど、
映画館にかかっている時は、ちょっとタイミングに見たくなかったみたいで。
今更DVDで拝見。

やっぱり西川美和さんはすごいと思う。
是枝さんにも近いものを感じるけれど、どこでもドアみたいに、
今どこかでリアルにはぐくまれている誰かの日常をさっくりと切り出して
見せられているような気がして、見てるこちらが妙にドキドキしたりする。

鶴瓶さん演じる偽医者が八千草薫さんに野球のルール教えてるところとか、
偽医者と刑事二人が喫煙室でニアミスするカットとか。絶妙。

全体的なテーマ、というものがあるとするならば。
見る前は、地方の医師不足とかそういう社会的な問題なのかしらと
思っていたのですが、これ、たぶん単純に、恋の話だと思う。
八千草薫さん、もう立派におばあちゃんなのだけど、
時折みせる「女の人」の表情が何とも壮絶にステキでした。

田舎の偽医者…似た展開をどこかで知ってる、と思ったら、
確かブラックジャックにそういう短編があったんだった。
そんなことをふと思い出しました。

良作です。

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監督: 西川美和
プロデューサー: 加藤悦弘
企画: 安田匡裕
原作: 西川美和
脚本: 西川美和
撮影: 柳島克己
美術: 三ツ松けいこ
編集: 宮島竜治
音楽: モアリズム
音楽プロデューサー: 佐々木次彦
衣裳デザイン: 黒澤和子
照明: 尾下栄治
録音: 白取貢 加藤大和
出演: 笑福亭鶴瓶 瑛太 余貴美子 井川遥 松重豊
岩松了 笹野高史 中村勘三郎 香川照之 斎門正芳
八千草薫 鳥飼かづ子

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